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09年3月、サパを訪問した。ファンシーパンが山火事で登れないと聞いていた。 |
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学校では、すでに道を迷っていた | ||||||||
ラオチャイの中学校が見えて初めて安心した。やっとついた。案内してくれた子どもありがとう。君は学校は? サボっているらしい。家の手伝いをしている。「あのゼン君」を思い出してしまった。3年前に山崩れで死んでしまったな。よく勉強したのにな。君も勉強はちゃんとしろよ。と心の中で語りかけながら分かれたよ。 | ||||||||||
ファンシーパンは山火事?!
ガイドのホアさんは事情を説明してくれた。
09年の2月は異常な気象で、暖かかったし、雨がまったく降らなかった。それで山火事が続発した。シオミティーで1ヶ所、ファンシーパンのライチャウ側で2ヶ所、など4ヶ所。登山を管理する、国立公園管理事務所は登山を禁止した。
V氏が案内する日本の登山隊はそのさなかにサパにやってきた。登れないはずだったが、来る登山隊には事情の説明をすることができなかったとは、受け入れた旅行社のM氏談。
しかし、来てみたら、事情は一変し、大嵐の雨が降った。その合間に登山は実施された。なんと頂上に着いたときには雲もなく晴れ上がった。下山の途中からまた雨が降り出したという。「よかった、幸いだった」「でも、もうファンシーパンには登りたくないよ」とは、V氏の言葉。V氏は登山家ではなくて、日本語ガイドだからその弱音はよくわかるね。彼は7回目の登山だったそうで、僕の5回を上回ってしまった。
とはいっても、日本と同じ異常気象のようだ、昨年は寒すぎて1月から2月にかけて、サパの水牛たちはたくさん死んだのだ。今年は一変して暖冬異常乾燥。直前にオーストラリアで大規模な山火事があり300人以上が死んだというから、管理事務所もあせったでしょうね。ガイドのホア氏は、シオミティーの山火事の原因を説明してくれた。
夕ご飯の準備をしていた11歳の女の子が、火をかけたまま、ちょっと目を離したときに回りに燃え移った。みなで消そうとしたが、手がつけられなかったという。おうこわ!
そうそう、これはベトナム語のできない僕が一人でサパへ出かけて、ガイドのホア氏からは英語で聞いたのですよ。英語も苦手で、自分からはしゃべれないのですが、聞くことは少しできたのだ。
ヘンガップライ チャンチャン
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